ご飯を美味しく炊くには

コシヒカリ こしいぶき 新潟

① きちんと量る
お米用1合の計量カップ、何故かアルミやプラスチック等で変形しやすい材質のものが多いです。 熱や水分で容易に変形してしまい、正確に1合計れていないなんてことも少なくありません。お米1合は150gです。電子メジャーで正確に1合計ってみましょう。
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② お米を洗う
お米の吸水速度はとても早く、水についた瞬間からグングン吸い上げていきますので、 最初の1回目は手早く、すぐにお水を捨てましょう。お米についたゴミやほこりを取り除くための1回目なので、 力を入れて研ぐ必要もありません。
2回目はきちんと洗う程度に指先でお米を研ぎ、研ぎ汁を捨てたら、 最後に優しくかき混ぜるように3回目。お水は少し濁るくらいがちょうど良いです。研いでるときの水の濁りの正体はデンプンで、洗いすぎて落としてしまうと、甘味が落ちてしまいます。
美味しいご飯の決め手は甘味です。お米をお湯で研いでしまうと、粒の温度が上がり、 お米の甘さを決める酵素「アミラーゼ」のおかげでデンプンが糖へと変化をはじめてしまいます。 この糖は水分に溶けやすいため、洗っているつもりが美味しさを洗い流していることになってしまいます。 お湯はできるだけ使わずに洗いましょう。
③ 冷やしながら吸水する
ごはんを炊くとき、お水に混ぜて製氷機で作った氷を5~6個入れます。 お水の量は氷の分が増えるので、溶けた時にぴったりになるよう調整してください。
氷を入れて水の温度を下げ、沸騰をゆっくりにさせることで、お米の甘味がグンと増し、 もっちりふっくらしたご飯が炊きあがります。
たったこれだけで、古米もふっくら美味しく食べられます。時間に余裕がある方は、吸水を冷水で行うと、芯までしっかり冷えてよりモチモチに。とってもおすすめです!
そして、忙しい時は飛ばしてしまいがちなお米の吸水ですが、実はこれがふっくらごはんへの一番のコツ。
夏だったら30分、春と秋なら45分、冬なら1時間吸水させます。 指でつまんだとき、ほろっと崩れるくらいが十分吸水した証拠。芯が残らず歯触りのよいご飯になりますよ♪
④ 炊飯・炊きあがり
炊けた後、「さあ食べよう!」ってすぐにお釜を開けていませんか?
炊けた後5分~10分開けずに待つことで、お米全体に均等に水分を行き渡らせ、底の方のお米もふんわりおいしく頂けます。
⑤ お米の混ぜ方
蒸らしが終わったら、水で濡らしたしゃもじを立ててサクサクと切るように、 お米をひっくり返すよう底の方から混ぜます。優しく掘り返すイメージです。
お米同士くっつきすぎず、最後まで固くならずに食べられます。
番外編 : 保存の仕方
冷凍ごはんを侮るなかれ!炊き立てのご飯がおいしいのは当然ですが、 冷凍ご飯にも、おいしいことが沢山!
まず、凍らせるごはんは「炊きたて」の状態を!炊飯器で炊いたごはんを、 そのまま保温でとっておくと、せっかく美味しいのに、いや~なにおいがしてきたり、 なんだか黄色くなってしまったり…お米がどんどん劣化していってしまいます。
すぐに食べないときは、炊飯器の電源を切って、ご飯を冷ましましょう。劣化が遅くなり、 炊き立てのもちもち感をそのまま残すことができます。 また、いったん急激に冷やすことで、ご飯の甘味をぎゅっと凝縮させます。

お米の状態に合わせて美味しく炊こう!

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ごはんが
パサパサしているなら
もち米を混ぜて炊く!
水分やモチモチ感が足りないとき、もち米を混ぜてみてください。もち米のねばり成分が隣の乾いたお米にも浸透して、全体がモチモチの食感に!普通のお米:もち米が9:1の割合になるように炊くと、炊き上がりにツヤが出て、モチモチ感がアップします。
ごはんが
味気ない・甘みがないなら
みりんを入れて炊く!
炊くときにみりんを大匙1追加します。みりんは甘味と照りを引き出す調味料です。炊き上がりがふんわり甘く、ツヤが出ます。入れすぎると炊きあがりにみりんのにおいがしてしまうので、控え目に追加しましょう。日本酒でも臭みが軽くなるのでGoodですよ。
ごはんに
旨味がない・味が微妙なら
昆布と一緒に炊く!
炊くときに昆布を入れてみましょう。昆布は表面の白いよごれを、清潔な濡れ布巾などで拭いてから入れると、昆布の雑味が減り旨みの際立つ味がします。香りもよくなるので、お寿司・わかめの混ぜご飯など、 日本の食材を合せる料理にぴったりです。

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